この5年間、コミックスの売上首位をキープしてきたのは「ワンピース」でした。ところが、2014年上半期、ついにそれを覆す作品がでてきました。進撃の巨人です。これには、作者の諫山創さんも大喜びで次のようなコメントを寄せています。
「人生一度きりなら『オリコン1位』になりたいと思っていました! 『オリコン1位』にしてくれた皆様! 『オリコン1位』にしてくれてありがとうございます!」
【オリコン上半期】『進撃の巨人』、コミックシリーズ別1位に 『ワンピ』の牙城崩す (諫山創) ニュース-ORICON STYLE-
1位となった理由ですが、TOP100位以内に1巻から13巻まで全巻が入るなど、「いま読み始めて、全部読もう」という人がたくさんいる、というのがその理由のようです。「ONE PIECE」は週刊連載なので、年間にでる5巻新しく出るのですが、「進撃の巨人」は、月刊連載なので、年間3巻程度。それにもかかわらずのこの追い上げはまさに快進撃です。いままで集英社の牙城を崩せなかった講談社にとっては本当に嬉しいヒットでしょう。
が、一方で、「まだ読んでない!」という方もいらっしゃるはずと思い、勝手に安く読む方法を考えてみました。ざっと調べたのがこの表です。
- とにかく安く読みたいなら、マンガ喫茶に篭もる。1巻30分として、6時間半。ただし、読む時間が長くなったり、途中で寝ると、レンタルのほうが安く付く場合も。
- コミックレンタルは、2週間なので、1日1冊ペースでも十分クリア可能。マンガ喫茶に行く時間が無い人にオススメ。
- ヤフオクでは3,100−3,800円という価格帯が多そう。(オークファン調べ)13巻あると意外に送料が掛かる。(60サイズはギリ入らないかも)
- マーケットプレイスは本体価格は安いが送料が高い。1冊当たり送料257円。
- 電子版は、紙の新品から1割引程度。kobo、kindle以外でも同じ値段だった。
- 「ヤフオクで買って、ヤフオクで売る」場合、負担は落札価格にもよるものの、ほぼ送料のみなので、この場合、マンガ喫茶に行くよりも安くあげられる。これが最安。
こうやって見てみると、やはり電子書籍はまだまだ高いですね。送料がかからずスグに読めて、部屋でもジャマにもならず、タブレットやスマートフォンからも読める、というのは便利なのですが、中古で売ることが出来ません。せめて値段が紙の中古よりも安く、オークションの落札価格の3,100円ぐらい(新品の半額ぐらい?)がちょうどいいような気がします。
と、いうわけで、この機会に読んでみようという方はぜひ参考にして下さい。
(追記)
iPhone、iPadでも読めます。13巻で5,720円と少し高めですが、今日発表されたiOS8の新機能「ファミリーシェア」を使うと、最大6人の家族のアカウントと本が共有できるので、そういうニーズがある人にはいいかもです。ファミリーシェアについて、詳しくはこちら。