それ、僕が図解します。

世の中のビジネスモデルやいろんなものの複雑な仕組みを、できるだけわかりやすく説明してみたいと思います。主な話題はネットビジネス、不動産、オタクネタ、時事ネタなど。中途半端な説明や、図を使ってないものもあるかもしれませんが、温かい気持ちでお許しください。

好きなことを仕事にすべきか、得意なことを仕事にすべきか。

 レストランNOBUで有名な松久信幸さんが、本を出版されたということで、出版記念パーティーにおじゃましました。

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お客さんの笑顔が、僕のすべて!

 Nobuさんが初めて開いた店がアラスカで、しかも50日後にそれが燃えて無くなってしまったとか、この本で初めて知りました。とにかく、エネルギーの固まり、みたいな人です。きっと、何をやっても成功してたと思うのですが、日本の和食職人文化に巻き込まれず、アメリカで好きにやれたからこそ、いまのNOBUがあるのかもしれないなと思いました。

 

 パーティーで、ジャストギビング・ジャパン事務局長の梶川さんと話をしてました。彼いわく、「今の親が子供に『自分の好きなことを探しなさい』というのは間違っている」というのです。図解してみます。

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 親は子供に幸せになって欲しくて、自分の好きなことを探して、それを頑張りなさい。と言う、と。しかし、現実を見てみたら、好きなことで、かつ、それが人と比べて圧倒的に得意であることでご飯が食べれている人はというと、ごく一部です。

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 図にするとこんなかんじです。好き、かつ、得意なことで食える人、というのはごく一部だ、と、いうことです。

 梶川さんは「自分が好きなことより、得意なことをしているほうが、よっぽど社会に価値を還元できている実感がある」と、いいます。なのに、好きだけど、一番になれないことを頑張って、結局、売れないまま終わっている人が多すぎる。結果、社会には何も還元できていない、と。

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 じゃあ、どうすればいいか?好きかどうか微妙だけど、自分の得意なことを探して、それを伸ばしたほうがいいんじゃないか?というのが梶川さんの意見です。確かにそうだなあ、と思います。

 

 NOBUさんは一流のシェフであり、また、一流の経営者でもあります。彼の本を読むと、『自分に厳しく、人に優しい』理想的なリーダーであることが伝わってきます。

 しかし、そんな人は稀です。NOBUさんは、寿司が好きで、料理が好きで、お客さんに喜んでもらうことが好きで、とにかく、当たり前の事をただひたすらに一生懸命頑張ってきた、そんな印象が有ります。まさに、図のオレンジの領域のひとです。

 そんな一握りの人になれない人は、せめて、自分にとって緑の領域を探し、広げていくのがいいのだろうな、と思います。

 僕は、もともとは脚本家になりたかったわけですが、図解してわかりやすく説明するほうがどうも得意なようなので、これからも、それを生かしてチームメンバーにミッションを説明したり、課題を解決したりしていくことで社会に貢献していけたらなと思います。