会社の新入社員の草食系男子N君が「彼女が欲しい」というので、僕がいま彼の状況だったら何をするかなあ、というので考えてみました。割とまとまったので、残しておきたいと思います。
1.クッキングスクールに入れ
バンドとかバイクとか、男子ばかりのサークルに女子が一人入ってくると、モテます。男子の場合、男女比が逆に傾いているところを狙えばいいのです。
女子がたくさんいて、男子が少なく混じっていても違和感がないところ、といえば「クッキングスクール」ですね。N君は頭がいいので、こういうアドバイスをしました。
- 事前にメニューを予習して、関連した料理や、食材に関するうんちくを覚えておこう。
- 似たようなメニューを出す店をいくつか覚えておこう。
うんちくから話がつながりますし、お店の話は「じゃあ今度、一緒に○○食べに行きましょうよ」という校外デートに持ち込みやすいはず。
と、いうことで、N君、まずクッキングスクールに通ってください。英会話スクールも男女比が男性有利なので、検討の価値ありだと思います。
2.詩吟か落語をはじめろ
僕の知る限り、常識外にモテる男性というのは、ことごとく女性の年齢をまったく気にしません。守備範囲が広いんです。自分の年齢プラスマイナス1歳しか相手にしないのと、マイナス5歳、プラス20歳ぐらいまで広げるのとでは、接触できる人数が格段に違うことは、図を見るまでもなく明らかです。
N君には詩吟や落語、手芸といった歳上女性と触れる機会の多いサークルに参加することをお勧めします。50代、60代の人と普通に話せるようになれば、40代はむしろ若手に見えてきます。20代ならお子様の相手でもするかのように、惚れさせることができるでしょう。
もちろん、詩吟や落語が好きという若い女性もいっぱいいます。しかし、そこで若い女性ばかりに話しかけると、むしろまったくの逆効果であることも知っていただきたいです。
3.「彼氏アリ」でも気にするな。
魅力的な女性には彼氏がいるのが普通です。常識的には、彼氏アリ女性は避けるでしょう。しかし、実際のところ、「彼氏なし女性」というのは多くの男性が狙う希少資源であり、彼女の周りにはレッドオーシャンが広がっているのです。「彼氏なし女性」だけを狙う場合、N君はたくさんの相手と競い、闘わなければなりません。一方、「彼氏アリ女性」の場合、その彼氏さえ倒してしまえば、手に入る可能性があります。自分の戦力が有限である時、敵の数を絞る、というのは有効な戦略であるわけです。
どっちに行くか?ではなく、どっちにも行く、が正解ですね。この場合。
大体、彼氏がいても、ラブラブなのは最初の3か月だけです。4か月目ぐらいからは、「浮気が心配」だの、「彼、ほんとに仕事してるのかしら」など、いろんな心配が生まれてきて、「このままだと別れてしまうかも」という考えが頭をもたげます。そんなとき「別れたって大丈夫だよ。だって俺がいるから」という人がいれば、彼女にとっては心強いはずです。そうしてチャンスを狙いましょう。変な思い込みや常識は捨てることです。
結局のところ、「ニッチマーケットを狙え」「ターゲットを広げろ」「常識を疑え」という、普通のマーケティングの話になりました。
ここでは、主に出会いを広げる方法を考えてみました。理想の彼女と出会うには、結局、場数を増やすことに限ると思うんです。「出会った後はどうするんだよ!」という問題については、また今度整理したいと思います。
ところで、この1、2、3は、いずれも「自分を居心地の悪い場所に置く」ということでもあります。成長する人は自分自身に試練を与えられる人なのだと思います。行動を変えないと、結果は変わらないんです。N君にはこれを活用して、ぜひビジネスでも恋愛でも成功をしてもらいたいと思います。