OS X にはゴミ箱にあったファイルを「戻す」というコマンドがあります。これは、ファイルを元あった場所に戻してくれる便利なコマンドです。
通常:ファイルを掴んで、自分が戻したい場所に戻す
戻す:自動でファイルを元あった場所に戻してくれる
このコマンド、便利なのですが、複数ファイルを選んで元に戻す時には使えません。(同じ場所にあったものしか同時に戻してくれない)
友人が間違えて数千ファイルをゴミ箱に入れてしまい、困った、ということだったので、複数ファイルを元に戻すやり方を調べました。
実はゴミ箱に入っている状態で、ファイルを選択して「comamnd + delete」でも、同じく「元に戻す」効果があるので、これを利用します。
- Apple Script Editor を起動
- 次のソースをコピペ
repeat 5 times
tell application "Finder"
close windows
if items of trash is {} then return
open trash
activate
end tell
tell application "System Events"
key code 125 -- down arrow
key code 51 using command down -- command-delete
end tell
delay 0.2
end repeat - 「実行」ボタンを押す。
以上です。repeat 5 times とあるので、ファイルを5つもとに戻します。もっとある場合、5をいじってください。
【注意事項】
上のボタンはゴミ箱内にあるファイルを上から順番に元に戻していきます。元に戻したくないのがあれば、先に別のところに避難させときましょう。
ファイルサイズが大きいときはエラーが出ます。後回しにして、delay の後ろの数字を変更しましょう。(上のソースでは0.2秒だけど、それを大きくする)
Apple Script便利ですねー。