開催中の東京ゲームショウ2013における、芸者東京エンターテイメントの「密集隊形」が話題です。
ねとらぼ記事 http://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1309/19/news070.html
日経トレンディネット記事 http://trendy.nikkeibp.co.jp/article/pickup/20130920/1052384/?ST=tgs2013&ref=rn
ほか多数。
東京ゲームショウの最小小間を借りて、人を入れられるだけ入れるという奇抜な戦略で話題になりました。で、この戦略ですが、いくらかかったか計算してみました。
◎コンパニオン
ランクによって値段が異なります。ランクAで1日6万円ぐらい、あとは半額づつぐらいになっていきます。(逆に知名度とかナレーション能力によってランクSとかSSとかもありますが)
これは、全部ランクAにしなくても、全体の1-2割ぐらいがランクAなら、ランクB、Cもそれにつられて上がる効果があるので、ランクAを3人、あとを均等に、という感じではないでしょうか。全部で37人いたそうです。
しかし、田中社長はしっかりしてるので、「社員の友達」なんかも混ぜてコストを下げることをやってるはずです。
そして、手配業者ですが、これは1回のイベントに1人呼ぶのも5人呼ぶのも実はそんなに手間は変わりません。かける電話の本数が多少増える程度です。。田中社長はしっかりしてるので「たくさん集めるんだから、その分管理コスト下がるでしょ。」と値引き交渉をしてるはずです。僕なら2割は引かせます。
◎備品
オリジナルコスチュームというのは実は結構値段がします。大体1着3万とか5万とか言われます。仮に5万で37人なら、185万もします。策士の田中社長がそんなことをするでしょうか。いや、しません。
彼女たちの着ている服。下のスカートはAKB風のものです。これは楽天で探すと2,000円ぐらいで山ほど出てきます。上のセーラー風の水着はちょっと見つけられませんでしたが、多分5,000円ぐらいで有りそう。そして、メガネです。ここは100円均一でしょうか?いえ違います。そんなところで手を抜くとは思えません。これはきっとJins Classic(5,990円)に違いないです。メガネ属性としてはココにはぜひこだわっていただきたい。
そして、ブースそのもの。これはディスプレイがセットされています。ディスプレイは借りると高いです、固定台込で1日8万ぐらいします。そして設営。入と出で最低は各5万ぐらいですから10万ぐらいでどうでしょうか。
◎小間
最小単位は間口2m×奥行き2.5mの「ターンキーブース」です。17万円ですが、CESA会員なら12万円。これはどっちかわかりませんが、安いほうで入れておきましょう。
ということで、見積もったのがこちらです。
約230万そこそこでこれだけのPRになったら結構お得だと思うんですが、いかがでしょうか。
日経BPの方は通路を占領するこの戦略を苦々しく思ってるでしょうから、もしかしたら、次回以降はブースあたりのコンパニオンの数が制限されたりするかもしれません。まさにやったもん勝ちの戦略だとおもうんですが、この見積もり、どうですかね。あってますかね。
#どうも出展は2日間だけだったようなので、修正しました。