元モバイルコンテンツプロバイダー、現在はゲーム会社という紹介をされている株式会社インデックスに強制捜査が入りました。(ニュース)
循環取引による粉飾決算ということで、少なくとも上場廃止は免れないですね。役員は逮捕の可能性もあります。決算の粉飾なので、今後、金融機関に融資を頼ることはできませんから、自ずと資金繰りにも困ることになると思います。
どのぐらい困ることになるのか、直近の決算短信のバランスシートを見てみました。
現金8億です。連結で従業員が511人いる会社ですから、給料+家賃を一人頭50万としても毎月2億5千万必要な計算です。売掛/買掛の回転にもよりますが、融資が途切れるとすぐにでも給料遅配が起こるような状況です。
では、負債と合わせてみてみるとどうでしょうか。
負債が流動・固定合わせて224億です。(1年以内に返済する短期借入金だけでも193億円。) 一方、2012年9月〜2013年2月の半年間の営業キャッシュフロー(本業によって儲けた現金の金額)は5億1千万。ため息しか出ません。。
「これはもう経営とはいえない」と言われても、現金さえ残ってれば会社はなんとか生き残れるのですが、現金がなくなると、ジ・エンドです。
アトラスブランドが300億で売れれば一発逆転もありえますが、この状況を見てその値段で買い取るところはないでしょうね。ほっとけば数カ月後には、、、
ペルソナ4のアニメは結構良かったし、いまやってるDEVIL SURVIVER2 the ANIMATIONも見てますので、なんとか頑張っていただきたいです。
※ 詳しく見たい方はこちらからどうぞ(ただし、粉飾の疑い有り)
2013年Q1 決算短信 2013年Q2 決算短信